OHBAは、1882年創業し、今年(2018年現在)で136年目
となります。
この業は、「人の容姿を整え、美しくすること」を目的と
していますが、そのために
最初にすることが「人の手で人に触れる」という
ことなのです。
この誰もが当然のように行う「触れる」ということに着目し、
その大切さ、重要さに気づき、業の全体を根本から研究し続けたのが、OHBA
に受け継がれている基本理念であり、現在のOHBAを支えている基本なのです。
私達の日常生活で体験する施術や人間の行動の始まりにある「触れる」という
行為の瞬間を思い起こし、見つめなおして見ると、そこには実に多くの人の心
や体に作用する多くのことが存在していることがわかります。
「触れ方」を変えるだけで、任の気分や感情が変わり、脈拍や呼吸も変化し、
更には顔の色や艶までも変わっていたりします。乱雑に触れられるのと、心地
良く触れられるのとでは、どちらが良い影響を心や体に及ぼすかは一目瞭然です。
それほど、「触れる」というわずかな瞬間には、実に多くのその後に及ぼす影響
の大きさが存在しているかがわかり、この先、「触れ方」ひとつで
健康面にまで影響を及ぼしていくことと確信しています。
その影響力の強さに気づくことで「触れる側」の意識も変わります。意識が変わ
れば「触れる側」の技術も変わります。
OHBAは、その「触れる」ことの、意義の深さに気づき、理解を深めるようになった
ことから、お客様に施す「技術」に対する考え方が、根本から変わりました。
「ただ髪を切り、シャンプー・セットして終わる」という処理をする作業から、同じ作業でも
「触れ方」を変えることで、その成果が驚くほど変わることが、分かったからです。そのことが、最も良く現れるのが「頭皮ケア」においてでした。
ご存知かも知れませんが、頭皮は、人の身体の中でも、細胞が最もハイレベルに
活動している部位であり、その活動レベルが著しく高いからこそ、順調な時には
10万本もの毛髪を育てますが、その逆に一旦衰え始めると、成長を阻害し、髪の毛の
数も著しく減少させてしまうのです。
「触れること」は、頭皮組織の活動に細胞レベルで影響を与えます。まさしく「人の手で触れる」ことは、「細胞レベル」にまで達するといえるのです。
人の「細胞」を健康で元気にするような「触れ方」。それをベースにした「技術」を
追及し、深く、広く提供して行きたい。これが、OHBAの目指す方向です。